最終確認日:2026年7月28日
この記事の価格・プラン内容は、すべてこの日に公式ページで確認したものです。AIサービスの料金体系は数週間で変わることがあります(実際、2026年7月にも複数回の変更がありました)。契約前には必ず公式ページで最新の金額をご確認ください。この記事は変更があるたびに更新し、下の「変更履歴」に記録します。
変更履歴
- 2026年7月28日:初回公開(7/20のプラン変更・7/24のOpus 5リリースを反映)
- 7月20日の変更:Fable 5がプランごとに分かれた(Proは従量課金のまま)
- 7月24日の変更:Opus 5がProで使える最上位モデルになった
- 公式の価格ページに書かれていないこと(プラン別の利用量の絶対値)
- $20を「原価」として見る考え方と、課金する前の3ステップ
「Claudeが良いらしい」の次で、全員が止まる
月20ドル。年にすると約3.6万円です(1ドル150円で計算した概算)。
副業の売上がまだゼロの状態でこれを払うかどうか、1ヶ月迷っている——という人はかなりの数います。ChatGPTの無料版で記事を書こうとして挫折して、「Claudeがいいらしい」と聞いて公式サイトを開いて、そこで止まる。
止まる理由ははっきりしています。公式の価格ページを見ても、どのプランでどのモデルが使えるのかが読み取れないからです。
調べ方が下手なわけではありません。実際に書いていないのです。2026年7月28日、この記事を書くにあたって私はもう一度公式ページを開いて確認しました。その話を含めて、「結局いくら払えばいいのか」に答えを出します。
そしてこの答えは、7月に入ってから変わりました。 7月20日と7月24日に、それぞれ別の変更があったからです。今出ている「AI副業おすすめ15選」系の記事は、私が2026年7月28日に確認した範囲では、どちらの変更も反映していませんでした。
結論:副業を始める段階なら、Pro(月)です
先に結論を書きます。
月$20のProから始めて、上限に当たって作業が止まるようになってからMaxを考える。 これが2026年7月28日時点での私の答えです。
理由は3つあります。
- 7月24日に出たOpus 5が、Proで使える最上位モデルになった。 つまりProの中身が、7月前半より良くなっています。
- Opus 5は、上位モデルであるFable 5のAPI料金のちょうど半額(入力$5・出力$25 / 100万トークン。Fable 5は$10・$50)。 それでいてAnthropicの公式発表では、CursorBench 3.2というベンチマークで「Fable 5のピークスコアとの差は0.5%以内」とされています。
- Maxが「Proの何倍使えるか」しか公式に書かれておらず、絶対値がない。 自分がどれだけ使うか分からない段階で$100を払う根拠が、そもそも手に入りません。
3つ目が一番大事なので後で詳しく書きます。先に、7月の2つの変更を正確に押さえます。ここを間違えている発信をいくつか見たので、今日いちばん役に立つのはこの部分だと思います。
7月20日:Fable 5の扱いが「プランごとに分かれた」
7月20日、Anthropicの公式アカウントが投稿した内容を要約すると、こうです。
- Max($100 / $200)と Team Premium → Fable 5がサブスクに含まれる。ただし通常の上限の50%まで。
- Pro($20)と Team Standard → Fable 5はサブスクから外れ、従量課金(usage credits)で利用。一度きりの$100クレジットが配られる。
ネット上では「Fable 5の従量課金化は撤回されて、サブスクの中に戻った」という説明を何度か見かけました。これは半分だけ正しくて、半分は違います。
サブスクに戻ったのはMaxとTeam Premiumだけ。Proは従量課金のままです。 「撤回された」と書いてある記事を読んでProに課金すると、話が違うことになります。
なお理由についてAnthropic自身は「Fableの需要が予測しづらかった」としか言っていません。「値下げ圧力に屈した」という解説も見ましたが、公式が言っていることではないので私は事実として扱いません。
Pro向けの$100クレジットには受け取り期限と失効日があるという情報もありますが、二次情報でしか確認できなかったので日付は書きません。課金前に自分の管理画面で確認してください。
7月24日:Opus 5が出て、Proの「上限の中身」が入れ替わった
その4日後、7月24日にClaude Opus 5がリリースされました。
事実として押さえておくべき点だけ挙げます。
- API料金は入力$5 / 出力$25(100万トークンあたり)。前世代のOpus 4.8と同額の据え置きです。
- Fable 5($10 / $50)のちょうど半額。
- 知識のカットオフは2026年5月。Claude系では最も新しい。
- 提供先はClaude.ai / API / Claude Code / Claude Cowork。
- Maxでは新しい標準モデル、Proでは使える最上位モデル。無料プランでは使えません。
ここが7月20日の話とつながります。7月20日にProからFable 5が外れた——だけを読むと「Proは改悪された」に見えます。でも7月24日にOpus 5がProの最上位として入ってきた。Fable 5に0.5%差まで迫る性能のモデルが、半分のコストで。
私はこう考えています。7月前半と比べて、Proの実用上の体感はむしろ良くなった可能性が高い。 「改悪された」という単純なストーリーは、少なくとも今日時点の事実とは噛み合いません。
ひとつ正直に断っておくと、CursorBench 3.2はコーディング系のベンチマークです。 ブログ記事を書く、リサーチをする、といった非エンジニアの用途で同じ差になるかは、これだけでは分かりません。私が言えるのは「上位モデルとの差を主張できる程度には近い」までです。
そのうえで、私はもう「どのモデルを使うか」で副業の勝負はつかないと考えています。Opus 5と競合のフラッグシップの価格差は出力側で2割弱。この程度の差で結果が変わるなら、その副業はそもそも成立していない。勝負は「何に使うか」に移りました。
判断軸そのものは別で整理しています。性能表ではなく「毎日開き続けられるか」を基準にした5つの見方は、生成AI副業ツールの選び方(5つの基準)にまとめました。今日の記事が「いくら払うか」なら、あちらは「そもそも何を使うか」です。
公式の価格ページには、プラン別に使えるモデルが書いていない
ここからが、この記事を書いた本当の理由です。
2026年7月28日、私は claude.com/pricing を開いて、次のことを確認しようとしました。
「Proだと、月にどれくらい使えるのか」
書いていませんでした。
正確に言うと、価格そのものは書いてあります。
| プラン | 価格 |
|---|---|
| Free | $0 |
| Pro | 月$20(月払い)/年払いなら$200一括・月あたり$17 |
| Max 5x | 月$100(Proの5倍の利用量) |
| Max 20x | 月$200(Proの20倍の利用量) |
Proに Claude Code が含まれることも書いてあります(非エンジニアがすぐ使うものではないので、私はここを判断材料に入れていません)。
ですが、「5倍」の元になる1倍が何なのかは、どこにも書いてありません。 何メッセージなのか、何時間なのか、1日あたりなのか。ヘルプセンター側にはMaxに「全モデル横断の週次上限」と「Sonnet専用の週次上限」の2種類があると書かれていますが、そこにも具体的な数値はありません。すべて「Proの5倍」「Proの20倍」という相対表記だけです。
さらに、価格ページのプラン別のモデル記載と、7月20日の公式アナウンス・7月24日のリリース情報が、私が読んだ限りきれいには噛み合いませんでした。読み取り側の問題である可能性もあるので断定はしませんが、少なくとも「価格ページだけを見て、自分のプランで何が使えるか判断する」ことはできない状態でした。
これが、あなたが1ヶ月決められなかった理由の正体です。情報が足りないのではなく、公開されていない。
だから結論はこうなります。絶対値が公開されていないものは机の上では決められない。$20で1ヶ月使って、自分の上限を実測するしかない。 逃げではなく、この状況で唯一取れる手順だと私は思っています。
副業でいちばん抜けている話:は「原価」です
AI副業の記事を10本以上読みましたが、ほぼ全部が「月5万円稼ぐ方法」を書いていて、「AI利用料をいくらに抑えるか」を書いている記事がありませんでした。
副業も事業なので、利益は売上から原価を引いたものです。原価の話がないまま「月5万円」だけ語られても、意思決定はできません。
数字を置きます(1ドル150円で計算した概算です。為替で動きます)。
| 支払い方 | 月あたり | 年あたり |
|---|---|---|
| Pro 月払い $20 | 約3,000円 | 約3.6万円 |
| Pro 年払い $200一括 | 約2,500円 | 約3万円 |
| Max 5x $100 | 約15,000円 | 約18万円 |
Proの年払いで、年間の差は約6,000円。1ヶ月使ってみて続けると決めてから年払いに切り替えても、失うのは1ヶ月分の差額です。最初から年払いにする理由は、少なくとも初月にはありません。
「結局、払って元は取れるの?」への答え
いちばん知りたいのはここだと思います。私の答えは、「元が取れるかどうかを決めるのは、ツールではなくあなたの回収先です」です。
数字にすると分かりやすくなります。Pro月払いの原価は月あたり約3,000円。つまり、月3,000円を超える収入が立てば、その時点で黒字です。年3.6万円と言われると重く聞こえますが、月に直すと「アフィリエイト報酬が1〜2件」「有料noteが3部」で超える金額です。
逆に言えば、報酬が発生する場所を1つも持っていない状態なら、いくら賢いモデルを契約しても元は取れません。出力の行き先がないからです。ここが、ツール選びより先に決まっている必要があります。
大事なのは金額の大小ではなく、この3.6万円を何で回収するかを先に決めているかどうかです。
挫折パターンは、ほぼ全部これです。ツールに課金する → 記事を書く → 3ヶ月経っても1円も入らない → 「AI副業は嘘だった」と言ってやめる。ブログ系は収益が立つまで3〜6ヶ月かかるのが普通で、能力ではなく時間軸の期待値がズレているだけなのですが、月3,000円が出続けている状態でそれを待つのは、思っているよりきついです。
だから順番を逆にします。課金してから回収先を考えるのではなく、回収先を作ってから課金する。
AI代を払う前に「収益が発生し得る場所」を1つ作っておく。ブログでもnoteでも構いません。着地する先がない状態で課金すると、出力が全部どこにも行かずに消えます。 これが3.6万円を無駄にする唯一の方法です。
そして、そもそも「先に無料で学ぶ」選択肢も現実的にあります。AI代を1円も払う前に学べる仕組みについては0円で学べるスクールの仕組みに整理しました。順番として、こちらが先でも全く問題ないと私は思っています。
それでも最初からMaxを選ぶなら、条件はこれだと思います
Maxを否定しているわけではありません。私が「Maxが先」と考えるのは、次のどれかに当てはまる場合です。
- すでに副業で継続的な売上がある。 月$100(約1.5万円)が売上の1割以下なら、上限を気にする時間のほうが高くつきます。
- Fable 5を業務で使う具体的な理由がある。 7月20日以降、Fable 5をサブスク内で使えるのはMaxとTeam Premiumだけです(上限の50%まで)。Proでは従量課金になります。ここだけは、金額ではなくプランの構造でMaxを選ぶ理由になります。
- 1日に何時間もAIを回す作業がすでに手元にある。 「これから探す」ではなく「もうある」場合です。
逆に、「上限に当たるのが怖いから最初からMax」は、私はおすすめしません。 絶対値が公開されていない以上、当たるかどうかは使ってみるまで誰にも分からない。分からないものに5倍払うのは、保険ではなくただの前払いです。
なお、事業として使うならAI利用料は経費として扱える種類の支出です。個人事業主としてAIをどう使い、どう計上するかについては個人事業主のAI活用に書きました。同じ$20でも、事業の中に置くかどうかで実質の負担は変わります(具体的な処理は税務の専門家に確認してください)。
今日やること(課金する前の3ステップ)
- AIの出力が着地する場所を1つ用意する。 ブログでもnoteでも。ここが無いまま課金しない。
- Proを月払い$20で1ヶ月だけ契約する。 年払いは、続けると決めてからでいい。差額は年6,000円程度です。
- 1ヶ月で「上限に当たって作業が止まった回数」だけ記録する。 0回ならProのまま、何度も止まるならMaxへ。公式が数字を出していない以上、これが自分の上限を知る唯一の方法です。
Maxに上げるかどうかは、1ヶ月後のあなたの実測データが決めます。今日の私にも、公式ページにも、その答えはありません。
まとめ
- 7月20日:Fable 5はMax / Team Premiumではサブスク内(上限の50%)、Pro / Team Standardは従量課金のまま。「撤回された」は半分だけ正しい。
- 7月24日:Opus 5がリリース。Proで使える最上位モデルになり、API料金はFable 5の半額。
- 公式の価格ページには、プラン別の利用量の絶対値が書かれていない。 だから机の上では決まらない。
- 副業として見るなら$20は原価。 年約3.6万円をどこで回収するかを、課金より先に決める。
- 迷っているならPro月払いで1ヶ月。判断材料は1ヶ月後に自分の手元に出ます。
課金することが目的ではありません。払ったAI代を先に回収する導線を作ることが目的です。順番さえ間違えなければ、月$20は高くありません。
次に読むものを、ここで選んでください
この記事は「どのプランを契約するか」までしか扱っていません。あなたが今いる場所によって、次に必要なものは変わります。
- 「そもそもどのAIを選ぶかで迷っている」 → 有料か無料かの前に、ツールの選び方には基準があります。AIツールを選ぶときの5つの基準
- 「AI代を払う前に、まず無料で学びたい」 → 費用ゼロで学べる仕組みが実際に存在します。0円で学べるスクールの仕組み
- 「すでに事業をやっていて、AI代を経費として考えたい」 → 個人事業主としての使い方はこちらです。個人事業主のAI活用
どれにも当てはまらない場合は、この記事の3ステップ(回収先を作る → Pro月払い → 止まった回数を記録)だけやってみてください。 それが1ヶ月後の判断材料になります。
この記事で扱わなかったこと
「ChatGPT PlusとClaude Pro、どちらが得か」——これは私も気になっているのですが、今回は書きませんでした。比較対象であるOpenAI側の最新プランについて、私が公式ページで直接確認できた情報がまだ揃っていないからです。確認できていないものを並べて比較しても、読んだ方の判断材料にはなりません。裏が取れ次第、別の記事にします。
この記事の範囲は「Claudeの中でProとMaxのどちらを選ぶか」です。そこだけは、今日の時点で確認できた事実で答えを出しました。

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