Claude Codeで「HP診断ツール」を自作して士業サイト13件を実測|7割に問い合わせフォームがなかった

9月上旬、Claude CodeでWebサイトの診断ツールを自作しました。URLを渡すと、表示速度・スマホ対応・SSL・専門分野の打ち出し・問い合わせ手段・更新の鮮度を機械計測して、レポートの下書きまで出すものです。

理由は単純です。士業事務所向けのHP改善サービスを準備していて、1件ずつ手で調べるのが割に合わなかった。

このツールで社労士・行政書士の事務所サイト13件を実測したら、思っていたのと違う結果が出ました。その集計と、ツールの作り方の考え方を書きます。

13サイト実測の結果

診断項目 該当件数
問い合わせフォームがない 9件(69%)
スマホ表示の設定(viewport)がない 4件(31%)
ページの題名に専門分野が出ていない 2件
SSL未対応 0件
表示に3秒以上かかる 0件

※2026年9月6日実測。事務所が特定されない形で集計しています。

意外だったのは、「サイトが遅い」「SSLがない」という技術的な問題はもうほぼ存在しなかったことです。13件全部httpsで、3秒超えはゼロ。

弱点は別の場所にありました。7割の事務所に、問い合わせフォームがない。連絡手段が平日日中の電話だけ、というサイトが珍しくありません。夜にスマホで調べている経営者は、そこで止まる気がします。

もう1つの発見は、中身と器のズレです。専門情報をまめに更新している熱心な事務所でも、スマホ表示の設定が入っていない。強い専門性を持っているのに、ページの題名が「〇〇事務所」だけで専門が書かれていない。中身が弱いのではなく、中身の強さが伝わる器になっていない。これが実測して分かった共通点でした。

診断ツールの作り方(考え方だけ)

コードの詳細は省きますが、設計で決めたことは3つです。

1. 機械で測れる事実だけを出す。「デザインが古い」のような主観は書かせない。viewportタグの有無、フォームの数、本文の最新年号。数えられるものだけです。 2. 評価と提案は人間が書く。ツールの出力は「所見の種」まで。そこからの判断は自分でやる。AIの自己採点をそのまま外に出すと、いつか嘘をつくと思っているからです。 3. 限界を明記させる。JavaScriptで描画するサイトは実態より悪く見えます。だから出力の最後に「レポート化の前に必ず実画面を目視すること」と自動で入るようにしました。

作業時間は、Claude Codeとのやり取り込みで1時間くらい。1件ずつ手で調べたら15分×13件かかっていたはずなので、2回目以降はほぼ無料になった計算です。

自分のサイトを3分で自己診断するチェックリスト

計測結果から、効き目が大きい順に並べました。士業に限らず、小さな事業のサイトなら同じだと思います。

  • ☐ スマホで自分のサイトを開いて、拡大せずに文字が読めるか
  • ☐ 営業時間外でも送れる問い合わせフォームがあるか
  • ☐ ページの題名(検索結果に出る行)に、専門分野が入っているか
  • ☐ トップページに、いちばん新しい日付がいつか(1年前で止まっていないか)
  • ☐ 初めて来た人が3秒で「何を頼めるか」わかるか

全部YESなら、サイトの器は問題ないはずです。NOがあった項目が、直す優先順位そのものです。

まとめにかえて

道具を作って分かったことがあります。「調べる」のコストが下がると、それまで見えなかった共通点が見えてくる。13件の実測は手作業なら丸1日、ツールなら20分でした。

次はこの診断を、URLを入れるだけで誰でも使える形にできないか考えています。進んだらまた実測つきで書きます。

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  • JavaScriptだけで描画されるサイトなど、ツールで測れないものは受け付けられないことがあります

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